2011/02/28

Re[1]:私に欠けているもの(02/28)




 私から欠けているもの


 それはもう埋まらない


 この空白は抱えていく


 嘆きも痛みも










2011/02/27

CO2映画上映展




今日はシネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション-CO2の第7回助成作品の上映展に行ってきました。今日の上映は3本+招待上映1本。





一昨年に観た時に比べて完成度が上がっている。


前は良くも悪くも監督の好みでこうしてますって感じがしてたのだけれど、今回のはみんな観客に対する目標を設定してそのためにどうするのかってのを明確に意識している感じです。


たぶん変わってきたのは脚本と編集。


機能する映画としての製品になっている。





勝負になる土台は出来てるじゃないか。


この上に個性が構築されていけば、今後面白いことになりそう。





がんばんなきゃ。










2011/02/25

授業参観




授業参観でした。





むかし自分の親と下校した道を、


今日は親になって子供と一緒に。










2011/02/23

呼び水会




映画で知り合った人達が集まって、


飲みながら次のプロジェクトを探す会。


5分程度の短編がいくつかスタート。





ニコ動がらみの話もすこし。










2011/02/21

ジャスミン革命




今日は床屋政談でも。


チェニジア、エジプト、リビアと広がってるジャスミン革命。


良い事だと思います。情報流通が健全に成長した上に、脱石油社会や省エネ技術の成果かな。いろんな部分で日本も登場人物の一人。





で、週末は中国でもネットでデモの呼びかけが広がってたらしい。中国でも「ジャスミン革命が必要だ!」と。


しかしまた中国政府の実力行使で失敗に終わったみたいです。


とばっちりで情報収集してた日本の外交官が拘束されたなんてニュースも流れてた。





中国、一党独裁国家。


インターネットの検閲を力技で成功させてしまった唯一の国。





先進国化して「高い城の男」(P.K.ディック)みたいにそれなりに民主化してゆくのだろうという予想が外れているのかも。


ソ連と同じ様に恐怖政治から抜け出さず、経済と情報のコントロールが上手く行ってしまった党独裁国家になりそうな。「1984」(オーウェル)みたいな情報技術ディストピアに向っているのかも。


��+2を4と言える自由が無い。それはどこか上の方が決めるって世界。


目の前の現実は忘れ去られ、テレビで放送された事だけが現実である世界。





まずいのは、中国の国民がジャスミン革命を必要としている現実がほとんど報道されていないこと。そういう中国の一般国民の現実はマスメディアに載らない。





中国国内のみならず、なぜかこの日本でも。





今日入ったカフェで横の席の女の人のグループから「中国のジャスミン革命、テレビであんまりやんないね」って話が聞こえてきた。


んで家に帰って夕方のテレビニュースでは日本への「パンダ」貸与の話題をやってた。





現実と報道との乖離が広がると不安になります。


政府、国会、裁判所の暴走よりも、一番怖いのは情報の流通がおかしくなる事。





どうにもきな臭いここ数年の極東情勢。


名目が平和だろうが戦争だろうが虐殺だろうが事件だろうが何でも良いけれど、人が死ななきゃいいなぁ。


戦争を避けるために人が死んでいくのなら、何をやってるんだか分らない話だし。










2011/02/20

ゆっくりと昇る




いつもペースがゆっくりです。


いろんな世界にはまり込んでなかなか抜け出せない。


いろんな魅力的な声が聴こえてきてしまう。





いつも何かにみとれてしまいます。


気がつけばそんな事を活かせる立場になってたりもして。


いつかみとれることの達人にすこしでもなりたいなぁ。





未完成なもの、破れたもの、完結していないもの、歪んだもの、そんなものの魅力が欲しいです。





明日は広角レンズつけて行こうかな。










2011/02/19

Re[1]




��前回からのつづき>





私たちは深く階段を下った。


中心の街の中心の部屋の床に、あの人が開いた戸口があった。


そこから伸びる階段を一段一段たどる。


街の底へ。


青葉という名前の人と共に。





暗闇の中で、梁が一本折れていた。


巨大な空間に街を支える巨大な柱と梁が何千本もある。


その中の一本が真ん中で裂け垂れ下がっている。


みしみしと微かな音がする。周りの構造がほんの少したわんでいる。





「間に合うかな」と青葉は言う。





青葉はその裂けた梁に近づき、ビルほどもある梁をひょいとつまんで、裂け目を合わせた。


驚いてぽかんと口をあけている私にこう言った。


「人には構造物に見える。でも私には情報の構造でもある」


では青葉はやはり人ではないのか。





梁は元通り繋がり、その張力でまた街を支えていた。


「間に合った」らしい。





暗い天井に果てしなく伸びる階段を見上げて、青葉は力無い声でこんな事を言う。


「背負え」


小さく軽くなってしまった青葉をおぶって階段を上る。


きっと青葉という名前は私がつけたのだろう。


この体も、言葉も、人の形も私が与えたのだろうと思う。


そういう役目だったんだ。


「向こうに帰るのか」「いつかは」


お互い同じ言葉をつぶやいた。


「ありがとう」と





青葉はそのままこの街に住んでいる。


街は事も無く、穏やかに時間が流れている。


私はいつか、今度は青葉の世界の形になって、荒野の向こうに行く事になるような気がしている。










2011/02/18

深夜の自動筆記2




いつもの中心の街。


自分の家を出て、


中心の街の中心の部屋に行く。


そこにいるあの人と話す。


ゆるやかな安心。





そして周辺に向う。


いろんな顔見知りと会いながら、


電車に乗ってグルグルと外側へ。





終端の駅に着く。


無人の屋根も無いコンクリートのホーム。


目の前には街の外に広がる黄色い荒野。


荒野の奥からぽつんと人が歩いて来る。





その青葉という名前の人と向き合う。


言葉を交わす。


一つの音のやりとり。「ああ」


��つの単語の会話。「とき」「あお」


文章。「入りたい」「わかった。招く」


電車が来る。


私は青葉を連れて電車に乗る。


二人で中心の部屋に向う。





電車に揺られながら思う。


「私は誰を招き入れたのか」


青葉は私を見てにっこり笑った。










2011/02/17

「ヴォイニッチ手稿」の羊皮紙の作成年代が特定された - スラッシュドット・ジャパン

「ヴォイニッチ手稿」の羊皮紙の作成年代が特定された - スラッシュドット・ジャパン

こういうのちょっとワクワクするなぁ。
面白い。

深夜の自動筆記




言葉は無からは生まれない。


必ず言葉の前に何かがある。





いくつかの偶然が重なる。


何年かづつ違う時間の中で同じ場所に立って同じような事を思う。


そんな人達が知り合い、同じシーンをそれぞれの想いで作っている。


それは言葉にした時の不思議。


きっと言葉の前に言葉に出来ない一つのことが有るだけ。





何かを作るたびに、


生まれてから今までの事を味わう。


ちょうど今の私にしか出来ないものを作っている。





映画は無からは生まれない。


必ず映画の前に何かがある。










2011/02/15

単純




ささいなささいなこと。


それでにっこり。


今日はそんな事がいくつか。





我ながらほんとうに単純だよなぁ。










2011/02/14

バレンタイン




チョコをもらいました。


こういうのが紙袋にいっぱい。


一つ一つ違う形を作ってました。


あと何年くれるかな。


出来たらずっと欲しいと思う父親です。










2011/02/13

上映と次への始まり




bar sonoraで「re:magick」の上映。


本当は一昨年の「magick」nの予定だったのが急遽変更。





関係者も集まったので、イベントの後はこれからについての話で盛りあがる。










2011/02/12

こういう日もある




 人のなかに居てさみしい


 自分の中からさみしい


 私が私をさがしてさみしい


 私が私をもとめてさみしい


 この孤独は自分から切り離されているからか


 もういちどガラスの壁を壊さないと










2011/02/11

Re[1]:森本梢子(02/11)




「デカワンコ」の放送が始まってから、家では森本梢子ブームが再燃してます。


子供は「ごくせん」読みふけっているし、嫁はんは「デカワンコ」買ってくるわです。


わたしも今日「ごくせん」また読みました。





なんだろうこの魅力は。


話?画?うーん。だんだん上手くなっていくけれど。


設定そのものか。





不美人で女帝な女性主人公とブサイクで可愛い弱点をさらす男性のとりまき。そして美形で何を考えているのか分からない男性キャラ。


これ実は育児マンガの「わたしはママよ」から変わってないかも。


「研修医なな子」も。


育児マンガでも医療内幕話ジャンルでも熱血教師物でも、ジャンルそのものやっているようで、少しづつずらしてこういう恋愛モノに持ち込む。


たぶんこの異質さがとても面白い。





「ごくせん」は熱血教師モノに任侠モノを接木したんだけれど、この組み合わせがさっきの「女帝ー取り巻きー美形男子」物語がうまく機能するようになっている。





「デカワンコ」も設定の勝利。


「太陽にほえろ」の新人刑事がゴスロリ少女だったら。そしてそこに「刑事犬カール」を接木する。新人刑事=刑事犬って笑える無茶で。





ほんと設定が上手いなぁ。










2011/02/08

消えてゆく思い出に




いままであったはずの思い出が消えている


さっきまで手の中にあったはずの何かが消えている


何か何か何か


おもいは馳せる


カケラを抱えたまま


残っていない世界を駆ける


世界に還っていった


あなた


この空っぽをとっておく


いつか


また


命を吹き込むために


また


いつか


あなたは生まれる










2011/02/07

打ち合わせ




今年のプロジェクトの打ち合わせ。


楽しいことになりそうな企画です。










2011/02/06

王様の耳はロバの耳

TV観てての愚痴。





大相撲の八百長のニュースよくやってます。


野球賭博と八百長とその先に大相撲賭博ってストーリー。





でもね、


その同じ局でその番組の後にパチンコメーカーのCMが流れる。





非合法賭博のパチンコ。


警察OBの天下り先を作る事で摘発を逃れているパチンコ。


公然の秘密を抱えて駅前には必ずあるパチンコ。


非合法なんで組織は不透明。暴力団や国やカルトとの繋がりも言われてる業種。





他の組織を不正だ不正だと放送した次に、こちらの不法賭博は楽しいですよ、お勧めします。





不正の内容は娯楽興行を通した宗教儀式の八百長や賭博疑惑。


「学生相撲」はスポーツだろうけれど「大相撲」はスポーツじゃない。


民衆がその儀式のあり方をどう望むかやその神事の趣旨がどうかで決まるだけのこと。そういう掘り下げも無い報道。





貴重な資源である公共の電波を使うから免許が必要な放送局。


そこの報道が独立してるのか。パチンコのスキャンダルをやる事はほとんど無い。営業によって放送する内容が偏っていないか。


本当はその偏りをまた他社が指摘して健康な言論活動なのに、そういうチェック機能すらも無い。どの局も個性も主張もなくほぼ同じ。





これ「王様は裸だ」とか「王様の耳はロバの耳」な状況じゃなかろうか。


このおかしさが広がると、とても恐い世界になる。


マスコミ、警察…権力を握ったものがなんでもやり放題。その他は自立出来ず奴隷として行きて行くしか無い世界。


現在でも世界中みるとそういう地域がかなり多い。ゆえのエジプトデモ。





そういう不幸な国には逆戻りして欲しくない。本当に。










2011/02/02

中東のデモ




今日の夕方、ニュースでエジプトでの反政府デモをやってました。


観ていた上の子が一言。


「歴史の変わり目みてるのかなぁ」


そういう事かもしれません。


脱石油が加速する可能性もあるなぁ。










2011/02/01

今日の出来事




今日はちょっと嬉しいメールをもらいました。


映画を観てくださった方からの言葉も嬉しいし、


発注してくださった方からの言葉も嬉しいものです。



月曜に録画した水戸黄門を見てます。


「re:magick」にも出演していただいた、内藤和也さんが出てました。


名前がかなり前の方に出てはる。


丁寧な演技。



一日5ml程度のアルコールってのも良いのかも。


でも養命酒でさえ毎日はしんどいなぁ。


酔っ払うまで飲むか、全く飲まないか。


アルコール基本的には苦手。