2014/08/26

久々にSony VEGAS でレンダリング時に黒いコマが現れる現象が発生。
黒フレーム、black frame、つまり画面が真黒な一コマがレンダリング後の動画に混じる現象。
何年も昔っからあったバグ。開発者は思想の違いと呼ぶかも。


###たぶん起っている事

vegasで重い処理をさせると起る。
この重いってのが曲者でコンピューターのパワーとさせている処理のバランスっぽい。
デジタル編集での処理が高解像度になったりエフェクトが複雑な処理をさせたり。いまはグレーディング時に画面をぼかすなんて重い処理が普通になったり。それでコンピュータのパワーを超えると起る。

ふつうはコンピュータの処理がすむまで待つように設計するだろうけれど、たぶん VEGASの設計がその待ちを判断させる部分で遅くなることを嫌がった構成になっているっぽい。
たぶん無理やりデバッグするとあの動作の軽さがなくなってしまうのかも。

だものでコンピュータを新調したりするとしばらくは無くなるけれど、そのうち技術や手法の進歩と共にさらに重い処理をさせるようになって…イタチごっこ。

さらにややこしいのはそのシステムでその処理でのボトルネックがその時々で違うこと。

レンダリング時のことなんでたいてい編集作業終わって最終結果を確認中に発見する。これが納品直前の事がままある。追いつめられた気分を味わえます。


###今のところの対策

まあそんなわけで、基本的には重くなっている処理を軽減すればよくなる。
よくやるのは

(0)プロジェクト設定を、最終結果で欲しい動画の解像度とフレームレートに合わせる。
確認するとたまに不思議なことになってたりすることも。
SDのDVDが目的ならば、HDの解像度で色々処理してからSD解像度に落とすより、最初っからSDサイズで処理した方がそりゃ軽い。ハイビジョンも720pの解像度でいいのにプロジェクトはFullHD1080pになってたり。

(1)「ビデオレンダリング品質」を 最高 → 良 → プレビュー → ドラフトと今の設定から一つ落としてみる。

(2)プロジェクトで画像の処理を 32ビット なら 8ビット に落としてみる。

※上の(1)(2)は画質が気になるなら。黒駒のみやその部分のみをリージョン設定して、そのリージョンのみを「新規トラックにレンダリング」して誤魔化す手もある。たくさんあると面倒だけれどね。

(3)「新規トラックにレンダリング」でロスレスな中間ファイルを作って処理を軽くする
目的の動画はたいていH264とかAVCHDとかWMVとかMpeg2とか重い圧縮処理をすることが多いので、一度編集結果の中間ファイルを作って処理を分散する。「ロスレスコーデック」でレンダリングすると画質がそう落ちなくてよいけれど、それぞれ圧縮率や速度が違うのでいろいろ試してボトルネック回避を探す。

一見「無圧縮」コーディク使うのが一番軽そうに思えるけれど、原因のボトルネックがデータ転送速度の場合、一番巨大なデータを流すことになるので、逆に重くなったり。まあ将来的にコンピュータのデータ転送速度が十分早くなるとOKだけれど現状はまだ動画データは巨大すぎるので圧縮した方が軽くなったりする。


(4)いっぺんに複数のエフェクトやプラグインやオーバーラップや合成やタイトルやらを掛けているのを一つ一つ分解してかけていく。
「ツール=>新規トラックにレンダリング」やら「ロスレスコーデック」で中間ファイルを作るやらで一回のレンダリングでの処理を軽くする。
特にサードパーティのビデオ用のプラグインは重いのがあるので外して一旦レンダリングしてその後に掛けるとするとうまくいったりする。
合成やってるとよく合成するトラックそれぞれにエフェクトかけてマスクしてなんてことになりがちなのでそれぞれの要素ごとにエフェクトやマスク処理を終わらせた中間ファイルを作って処理を分散。




調べたら他にも
・レンダリング前には再起動するとか
・「オプション→ユーザー設定」で「アクティブなアプリケーションではないとき、メディアファイルを閉じる」をオフにするとか
いろいろ手があるらしいけれど、まあそれも処理を軽くするってことだよなぁ。

納期前に出ると激しく追い込まれて落ち込む現象。
このメモは自分あてにパニックに陥る事の予防策です(^^;)



竜屯blog: VEGASで黒コマが入り込む時は8Bit処理に(技術メモ)MinatokanNG kobe,Japan

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