2020/05/01

会議ソフトのリスク:パフォーマンス比

会議ソフトの話。

新しいソフト入れるのはいいけれど、
それどれくらい信用出来るのか。
実績は?どれくらい長く使われていてどれくらいの問題起こしたのか?
事故もあるしさらには悪意のある故意もある。さらに悪意の第三者ってややこしいのも。

開発チームの規模やスキルなんて数週間で見違えるように上がるなんてことはなかなかない。
大規模に利用されるソフトを作るのは大変なのだ。
とりあえず動くものを作るのは案外早い。ただそれがある程度の安全な動作をする程度ぐらいでも成熟させるのはかなり時間がかかる。
例えばとりあえず作るのに2、デバッグに8ぐらい、の時間と労力はふつうに。

昔作り込んだバグで何回も会社のコンピュータ止めて始末書の山書いたです。
テスト環境で千分の一秒の間にお隣のソフトとこちらのイベントがぶつかるとシステムが暗黒のグルグルに。数週間謎のシステムフリーズ。ある日必ずこちらのソフトのテスト中だって気がついた人が来て…慌てて直して始末書に書いた。がまだ塞がりきってなく小さな窓が開いてて、こんどは2千分の1のタイミングで別のタスクがアレすると…。
10人のチームでは全く問題ない。1年に一度起こるかどうか。が千人近くがテストしている環境だと、まあ数時間で起こるわけです。ユーザーの手元に渡って世界中で使われるようになったら…そりゃいつも発生する。
かようにソフト作ってデバッグするのは難しい。

安全な自動車を設計して作って売るのに何年もかかるのは分かりやすいけれど、ソフトウェアは見えないぶん、理解されてないかも。プログラマーがコンピュータの前でチャカチャカとすれば短期間で作れるイメージ。それはとりあえず動くものはそうなんだけれどね。

あと本当に悪意のあるコード仕込むのは実はまあバレない。オープンソースでソースコード見せてないものはブラックボックスの中で何してるか分からない。大抵の会社のソフトはそう。やろうと思えば色々と出来る。やられて分かりやすい乗っ取りはカワイイもので、本気の被害者にもバレないように悪さするのは怖い。

自動車は人が死ぬけれど、ソフトウェアの場合はそれよりも人が死ぬ確率は低い。ただ低いが厳然としてあるのだ。
小規模な利用ならその危険も折込み済みで使う方も前提にしているけれど、大規模になればなるほど被害も増える。

最悪の場合何が危険に晒されるのか。
よく考えないと。
今の大抵のデバイスにはパスワードやオンラインショッピングのアカウントや銀行やらの情報が。

昔無実の人が中継ソフト仕込まれて脅迫罪で大量に逮捕された事もあったね。銀行から大金消えた事件も昔から。

10代の終わりから仕事してたからあの頃イタズラ思いついたら結構誘惑に駆られてたかも。まだ心は子供だもの。さらに知恵あってひっそりとお小遣い稼ぎ出来ることに気づいたりしたら…。現場はほんとに若いもの。
悪意でなくても、開発中は各データ計測用の裏口作っておいて、必用なくなったら消したりしてたなあ。難しいソフトで実験用の裏口いくつも作ってて、デバッグ中に消し忘れに気がついて青くなって消したりなんて事もあったような。

そのあたりの危険を知っている人はまずいかもと思ったら、サンドボックス作って隔離された環境でソフトがなにか悪さしても大丈夫なようにして動かしたりする。


あのね、会議ソフトって一人だけで使うものじゃないから、必ず相手も集団もそのシステムに巻き込む事になる。
だからどうか会議システム選ぶ人は慎重に選んで下さい。

プライベートもそうだけれど、仕事ではくれぐれも慎重に。

感染と同じように広がる。悪質なものは潜伏期間が長い。
会議ソフト。

様々な選択肢からなぜそのソフトを選ぶのか。自分で理解していますか?