弱っている時は映画を観るのも辛くなる。そういう時に観始めると、もう止めてと思う映画とほっと安心する映画の二種類があるような気がする。
あまりないまぜになってないような気がする。
不安感があってもそれを受け止める何かがあるやつと、ないやつと。
それは激しいとか静かなシーンという表面じゃない。
映画の世界に滑り込ませるスピードかもしれない。作者が見ている世界にすぐに来いというのか、違う世界から来た観客を誘うのか。
玄関の作り方かもしれない。
もしくは潜戸をどう作るのか。
それは作者自身が作る世界の異質さを何処まで自覚しているのか。観客と初めから共有した価値観で馴れ合うのではない、その異質さはこの作品を作る意味になる。
それを何処まで突き詰めて、この現実の世界に生み出そうとしているのか、そういう事かもしれない。
鮮やかなオープニング作りたいなぁ