2006/06/30

GIGAZINE - フェラーリ 275 GTBがパリの街を信号無視で全力疾走するムービー

"クロード・ルルーシュという有名な監督が1965年に撮影"したと言われているわずか9分の短編映画らしいです。台詞は一切なし、ただひたすら監督自身の所有する「フェラーリ 275 GTB」で早朝のパリの街を本当にノンストップで全力疾走する恐ろしいムービー。......"

クロード・ルルーシュらしい...作風だけじゃ無くてもう映画作る時のノリというか姿勢というか。
「男と女」の延々続くサーキットを周回するシーンとか「白い恋人達」のスピードスキーの優勝選手をスタートからゴールまで一緒に滑べって追っかけたシーンとか思い出しました。

フランス冬期オリンピックの記録映画「白い恋人達」で16mmカメラ持ってスキーで滑べりながら滑降の選手を後ろから追っかけたカメラマン...。本番のコースで優勝選手においてけぼり喰らわないペースでカメラ抱えてずっーとゴールまでフォローで撮影しながら滑べれるなんて、もしかして選手より上手いかもとスキー素人の私にも思わせたカメラマン。
この監督、超絶技巧をスタッフに要求してまんまとやってしまうあたり、このフェラーリのドライバーにも感じます。同んなじ様にとてつもないテクニック持った人つれて来て無茶苦茶な要求したのかなぁと。

ほんとよくもまあ誰も挽殺しもせず死にもせず事故すれすれで回避して撮影終らせられるドライバーで良かったねえ。...ハトはやばそうだった...合唱。

オチも「男と女」で男と女が恋に落ちるそれ以外にストーリーがいるか?いるはずがない!ってばかりに小手先のエピソードが何も無い映画作った人らしいや。まあそれが面白いかどうかはほんとすれすれだと思うんだけれど。

たしか、この監督のデビュー作の「男と女」の続編は監督自身が「続・男と女」とか「新・男と女」とか「男と女2」とか「真・男と女」とかやたら作ってて、たぶん十何本も作り続けてるはず。(題名がふざけてるのが邦題だけなのか原題もなのかは知りません)
この短篇もそういうシリーズの一本のつもりだったのだろうなぁ。

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