上手くは言えないけれど、無理に言葉にしてみる
「さびしい」
うまくいはいえないけれど、むりにことばにしてみる
「ひとりになりたい」
どこかの老人が訊いた
「さびしいって意味を何処で習った?」
どこかの恋人が訊いてきた
「なぜひとりがいいの?」
ぶった切った老人と恋人から溢れ出た血の海から叫ぶ、
寂しい。
一人になりたい。
誰かが必要なのか?
...必要ではない。
みんなここにいるよ
...いますぐ消えろ。
では寂しくはないはずだ
...それが間違いなんだ。いつだってみんな寂しい。
今日はこの一つだけ。呪いは解かれた。
もちろん詩なぞ書く奴の寿命は数年と決まっている。
だから私は死んで生まれて死んで生まれて。
あなたはいま幻想の外にいるのですか?
本当に何んにも気づいていませんか?
真実というラベルが付いた商品、
その中身はやっぱり嘘。
だから恐れなくていいんだよ、
誰かが君自身を恐れるように仕向けてるだけなんだから。
いつだってだれだって
いぎたなく生きていぎたなく死ぬ余裕はある。
今日も商品を届けつづけるやつらはその事実をこそ恐れている。
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