2011/04/26

『クワルティエーレ~愛の渦』 Quartiereを観る




元町映画館で『クワルティエーレ~愛の渦』 Quartiereを観る。


ドーナッツフィルム配給映画リスト|ODC~大阪ドーナッツクラブ~





そんな表現方法ありなんだ!という瞬間が何回もありました。


トラの話のクライマックス。鳴き声一つのSEがあのタイミングで入る事で幻想が見えてきて人の心の中が覗けてしまう。


実はひそかに何回も繰り返される、様々なイメージや構図。それが物語になってしまう。


音楽もまた同じモチーフが密かに繰り返されていたのではなかったか。


最初のタイトルバックから仕掛けてたのかも。


こりゃ凄いや。


こういう映画に憧れる。


報われないだろうけれどね。





華麗なタイトルバックを決めた後、なぜか一部分だけ荒れる。


音が、他では繊細につけている音もなぜか一話目はぶっきらぼうに音楽をぶつ切りで突っ込んでくる。


二話目の前半カメラマンが変わったのかと思うほど平凡な画で撮る。光の使い方がまったく違う。二話目後半はどんどん美しくなっていく。


最初一度だけ華麗に決めてから、荒れて、後半でまた華麗に決めてくるパターンは同じ。


もしや…わざとかも。





四つの話。分かりづらい語り口を最初に持ってきてだんだん分かりやすい語り口に並べてる気もする。最後はセリフで説明までする。


やはり仕掛けてるのかなぁ。





また機会があれば見直したい映画でした。










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