カンフーパンダ3を観た。というかシナリオ書きながらのBGVのつもりが、引き込まれて、寝る前にちゃんと見直し。
毎度毎度シナリオが華麗だ。
カミソリのように切れているエッジの立った構成。
悪役の動機が有名になること。俺を覚えろ!って切ない動機考えつきやがって。
元々はカンフーの実力はあるけれど、スターの陰で忘れられた男。
自分が何者かをみんなに認めて欲しくて、自分が何者かを自分で決められなくて、地獄に落ちてゆく男。
自分達が何者かを忘れたパンダ村。
自分が何者かってこそが力になる。
それは運命ではない、自分自身が選択することなんだ。
観客に気づかれないほどさりげない表現でこんなことを3才~100才まで分からせるシナリオの技術。
あんなギャグまで伏線に使ってラストで落とすのかの連打。
あんな美しいシナリオ作りたいなぁ。
うーん、打ちのめされながらも、それでも自分の映画のシナリオを書く。