深夜の自動筆記2
いつもの中心の街。
自分の家を出て、
中心の街の中心の部屋に行く。
そこにいるあの人と話す。
ゆるやかな安心。
そして周辺に向う。
いろんな顔見知りと会いながら、
電車に乗ってグルグルと外側へ。
終端の駅に着く。
無人の屋根も無いコンクリートのホーム。
目の前には街の外に広がる黄色い荒野。
荒野の奥からぽつんと人が歩いて来る。
その青葉という名前の人と向き合う。
言葉を交わす。
一つの音のやりとり。「ああ」
��つの単語の会話。「とき」「あお」
文章。「入りたい」「わかった。招く」
電車が来る。
私は青葉を連れて電車に乗る。
二人で中心の部屋に向う。
電車に揺られながら思う。
「私は誰を招き入れたのか」
青葉は私を見てにっこり笑った。
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