2011/02/21

ジャスミン革命




今日は床屋政談でも。


チェニジア、エジプト、リビアと広がってるジャスミン革命。


良い事だと思います。情報流通が健全に成長した上に、脱石油社会や省エネ技術の成果かな。いろんな部分で日本も登場人物の一人。





で、週末は中国でもネットでデモの呼びかけが広がってたらしい。中国でも「ジャスミン革命が必要だ!」と。


しかしまた中国政府の実力行使で失敗に終わったみたいです。


とばっちりで情報収集してた日本の外交官が拘束されたなんてニュースも流れてた。





中国、一党独裁国家。


インターネットの検閲を力技で成功させてしまった唯一の国。





先進国化して「高い城の男」(P.K.ディック)みたいにそれなりに民主化してゆくのだろうという予想が外れているのかも。


ソ連と同じ様に恐怖政治から抜け出さず、経済と情報のコントロールが上手く行ってしまった党独裁国家になりそうな。「1984」(オーウェル)みたいな情報技術ディストピアに向っているのかも。


��+2を4と言える自由が無い。それはどこか上の方が決めるって世界。


目の前の現実は忘れ去られ、テレビで放送された事だけが現実である世界。





まずいのは、中国の国民がジャスミン革命を必要としている現実がほとんど報道されていないこと。そういう中国の一般国民の現実はマスメディアに載らない。





中国国内のみならず、なぜかこの日本でも。





今日入ったカフェで横の席の女の人のグループから「中国のジャスミン革命、テレビであんまりやんないね」って話が聞こえてきた。


んで家に帰って夕方のテレビニュースでは日本への「パンダ」貸与の話題をやってた。





現実と報道との乖離が広がると不安になります。


政府、国会、裁判所の暴走よりも、一番怖いのは情報の流通がおかしくなる事。





どうにもきな臭いここ数年の極東情勢。


名目が平和だろうが戦争だろうが虐殺だろうが事件だろうが何でも良いけれど、人が死ななきゃいいなぁ。


戦争を避けるために人が死んでいくのなら、何をやってるんだか分らない話だし。










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