2011/01/31

今日は下向き




中年になってから酒を飲んだ翌日は、どうも気分が落ちる。


脳内ホルモンのバランスかも。





うーん。


まあなんだか悪い気分が悪い妄想に形をとりはじめる。


そんな妄想が胸を痛める。





そんな中で数年前に見たイジー・メンツェル監督の「厳重に監視された列車」の事が頭によみがえって仕方がない。


やっぱりあれは三年殺しな映画だったらしい。凄い映画だった。


童貞の少年が思い余って初老のオバサンにお願いするシーンや、


恋した娘とそういう事になりかけて、まあ早漏というかなんというかで失敗して、嫌われたと早合点して、ホテルの部屋で一人自殺しようとするシーン。


そんなのがなんであんなに美しいのか。


その疑問がずっと頭の中を巡ります。


お笑いな状況なんだけれど、そこにはギリギリの嘘のない本心が見えているような描き方。


たぶんそういう本当のことと喜劇な状況は合うのだろう。


色んないい場年があった映画だけれど、今日はその二つのシーンの事が気になって仕方がない。





いつかあんな美しい場面を作りたいな。










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