今日は下向き
中年になってから酒を飲んだ翌日は、どうも気分が落ちる。
脳内ホルモンのバランスかも。
うーん。
まあなんだか悪い気分が悪い妄想に形をとりはじめる。
そんな妄想が胸を痛める。
そんな中で数年前に見たイジー・メンツェル監督の「厳重に監視された列車」の事が頭によみがえって仕方がない。
やっぱりあれは三年殺しな映画だったらしい。凄い映画だった。
童貞の少年が思い余って初老のオバサンにお願いするシーンや、
恋した娘とそういう事になりかけて、まあ早漏というかなんというかで失敗して、嫌われたと早合点して、ホテルの部屋で一人自殺しようとするシーン。
そんなのがなんであんなに美しいのか。
その疑問がずっと頭の中を巡ります。
お笑いな状況なんだけれど、そこにはギリギリの嘘のない本心が見えているような描き方。
たぶんそういう本当のことと喜劇な状況は合うのだろう。
色んないい場年があった映画だけれど、今日はその二つのシーンの事が気になって仕方がない。
いつかあんな美しい場面を作りたいな。
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