2009/11/27

文五捕物絵図(1967-1968TVドラマ)




このまえ文五捕物絵図を観ました。時代劇専門チャンネルでの放送をたまたま。





前にも書いたけれど、この番組のテーマ曲(富田勲作曲)を10代半ばにラジオで聴いて目から鱗が落ちました。


音楽にはこんな事が出来るんだと。





観たのは唯一現存する第12話「武州糸くり唄」。


モノクロビデオ撮影のドラマ。


タイトルのテーマ曲はやっぱり素晴らしいなぁ。オリジナルの和楽器の編成が好きです。





ドラマの方はというと、これがなかなかの傑作でした。





脚本:倉本聰、原作:松本清張、演出:和田勉。


若い若い杉良太郎の初主演ドラマ。岡っ引き文五役。下っ引きに露口茂(後の太陽に吠えろの山さん)、常田富士男。ゲストの岩崎加根子、犯人役の蘭学者の若々しい天知茂がとてもいい。





で話は…松本清張の「張り込み」です!!


刑事が旅館の一室に張り込んで、犯人の元恋人の主婦を見張る話。


それを時代劇に見事にうつしてました。


結構映像化されてる原作だけれど一番の変り種じゃなかろうか。





熱い夏の盛りに若い岡っ引きの文五と少し中年の下っ引き二人が旅籠に篭もる。


この三人の組み合わせだと二十ちょっと過ぎでまだ頼りない感じの残る文五とそれを盛り立てている下っ匹二人の感じが面白いです。すれてない若者の親分と酸いも甘いも噛み分けた部下。


無宿人に間違われて仁義を切るハメになったり、旅籠の女将に露口茂が惚れられたり、空き巣に間違われたり。犯人を逃したのが文五の知り合いの医者だったり、アレンジも楽しい。主婦が買う金魚の話や無人島の話もうまい。原作や野村方太郎の映画とかにもあるのかな。今度ちゃんと読んで観てみよう。記憶が無いや。





若い天知茂の犯人役がこの話にハマってました。


そりゃこんな男が戻ってきたらあの妻だって心がざわめくだろうなぁと。


天知茂が恋を語る時の説得力ったら。


昔の二人の甘酸っぱくてほのかな恋の話。回想シーンなしで台詞でやるんだけれど、役者さん二人と台詞が良いから引き込まれる。


そりゃすべてを捨てようかとも思うでしょ。


主役の主婦の岩崎加根子もいい。美人過ぎない美人。とてもリアルな表情。





調べてみたら、


この12話の前に11話で天知茂が人を殺して逃げる話があって、その後編だそうです。


11話も観たかったけれど現存してないんじゃ仕方ないか。





多分この12話はNHKにあるアーカイブスで観られるのかなぁ?


画質は悪いし昔のNHKのセット番組なんでとても荒かったりするのですが、面白い話でした。


けっこうそうそうたるメンバーを集めて作った番組だったのか。





トラウマの天知茂 blog 文五捕物絵図 #12に詳しい情報があります。



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文五捕物絵図(1)文五捕物絵図(2) (シナリオ集)












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