2012/08/17

CANON EOS 7D のファームウェアVer 2.0.0 イメージモンスター2


キヤノンからEOS 7Dの新しいファームウエア バージョン2が出ましたね。


愛称が「image monster 2.0」
ファームウェアごときにちゃんとネーミングしてるのは、元ソフト作り屋さんとしてはとっても好感がもてます。



ハードが同じでもソフト次第で全く別物になります。偉い人にはそれが解らんのですよ(^▽^)/



さてそのVer 2.0.0を私の7Dに入れてみました。


ほとんんど動画撮影で使っているので、連写速度が上がったとかカメラ内で現像できるとかはあまり興味なし。



興味あるのは一点”録音レベルをマニュアル調整出来る!”。



これであのオート録音の壮絶なノイズ拾いまくり状態がなんとかなるかも。

今まで殆どの動画撮影では半サイレント映画カメラとして扱うしか無かったのです。



録音がオートレベル調整のみでレベルメーターも音モニターも付いていない7Dだと、

昔々のフィルム時代の映画と同じように同時録音はダブル方式に。

デジタル録音機持って行って録音するしかなくなります。



だもので画と音の同期取るために懐かしのカチンコが撮影現場に復活しつつあります。

カチンコもなんか微妙にハイテク化しててipadとかのタブレットコンピュータのデジタルスレートアプリとかいうソフト方式のデジタルカチンコなんてのが出ていたりします。

��前回の映画では私の「ヨーイ、スタート」の声で7Dの画と録音機の音を合わせましたが、カチンコ入れてればもっと楽だったかも)



そんな録音がややこしい7D。

一応外部の機器から信号音を片チャンに入れてオートをだまくらかしてモノラルでマニュアル録音するなんていうトリッキーなハック方法もあるにはあるのですが、

結局ダブル録音方式と同じぐらい面倒な事に。小さいレコーダー持ってった方が確実。



さてこのヤクザな録音がVer2ファームで解決するのか。

入れてみました。



おおメニューに録音のマニュアル切り替えができてる。

レベル調整も出来る!



テストしてみようか。

動画モードにして、

ん?んんん???

あれ???

レベルメータが表示されないぞ????



まてまて!

ひょっとして録画中はレベルメータが表示されない仕様なのかぁ!

えーと録音レベルメーターは設定画面でしか出ないと…。



そんなんどうやって使うねん!!!!



いや

10歩譲って録画中にレベル調整できないのはまだいい。7Dで記録映画撮る人は死ぬだろうけれど、ワンカットせいぜい2分まででリハーサル有りな映画ならまだ何とか出来る。



だがしかし、駄菓子菓子、

録音中に録音レベルの確認法法がないマニュアル録音なんてどうやって使うんだ?

0db超えた音割れも低すぎて全く入ってないのも全く分からない。

7Dには外部マイク入力端子はあるけれど、モニタ用のヘッドフォン端子は無い…。



あー、これは、

ZOOM H4nとかのライン出力とヘッドホン出力が別々に出せるハンディレコーダー繋げて録音してねってことか。
「モニタはあくまで録音機でやってね。外部の録音機と繋げるなら最初のセッティングでレベル設定さえ調整出来れば録画中はいじらないでしょ」って事かな。



くうう、

録画時に液晶画面にレベルメーター表示させるのって、そんなに難しいことなのか?

どんな構造なのか知らんけれどそんなに処理いるのか?

7DはわざわざCPU2つ積んでんだよなぁ。

そのせいでオープンソースの動画用ファームウェアMagic Lanternが動かないんだよなぁ。
くうう。



まあ前よりはマシになったけれど…相変わらず厳しいです。



7Dで録音レベル調整と、あとはあとは、フォーカスアシストというかピントのピークマークの表示さえ出来れば、ほんとに使いやすく良いカメラなるのになぁ。



こんな中途半端な仕様にして市場をコントロールしようとするのなら、

Magic Lanternの7Dやってる人に非公式で秘密保持契約ありでもいいから情報リークするぐらいの心意気を誰かがみせて欲しい気がします。


…たぶん現場の技術者はきっとね、でも、

「偉い人にはそれが解らんのですよ!」

って事なんじゃないのかなぁ。



7D support - Magic Lantern Firmware Wiki
Magic Lantern Firmware Wiki
MagicLantern(マジック・ランタン)日本語情報局



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