アルバム 2011_03_11_いのち 写真はどうぞお使いください。 クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 Unported KINUGASA,Ryuton |
昔の震災の時の事を思い出しました。
支援物資を取りに避難所の男手で区役所に行ったら、細かい数人分づつの衣類や食料が入った中身がバラバラのダンボールが整理されずに山になっていて、その中から人数分の必要な物を取り分けて整理するのは労力的にどうやっても無茶で諦めたこと。
懐中電灯やラジオやカセットコンロが届いてほっとしたけれど、数日で電池とガスボンベが切れる。それが見過ごされて現地ではずっと要望リストの最初に電池とボンベが載ってるのに不足し続けたこと。
ある日炊き出しの準備していたら避難所の電話が鳴って「今度の日曜にボランティアに行きたいんですけれど、何をすればいいでしょう?」という内容で、結局「ごめんなさいここは大丈夫です。ボランティアがんばって下さい」と断るしかなかった事。
ある人が後方の何処かから一つずつ辿ってこちらの避難所を紹介されて状況を把握した上で、日曜日にバンで来て火も水も食器も全て持ち込んでまったく他の人手も使わずに本当に美味しい豚汁とうどんを避難所全員に行きわたる量で作ってくれてゴミも全て持ち帰っていった事。
サイズや男女や機能のバラバラの衣類が詰まったダンボールの山よりも、メーカーから送られて来た男女別、サイズ別に整理されたまとまった数の下着が有難かった事。
辛い時期は生き残った直後数日間ではなく、そのあとしばらく経って人心地付いた頃だったこと。
外の今まで住んでいた街が瓦礫の山になっている光景がボディーブローのように効いて来た事。
頑張りすぎたおっちゃんや喧嘩や…。
好意はもうほんとうに有難かった。でもそれだけじゃ足りない。厳しい現実の前では活きない事も多かった。
被災地では少ない人手を何とかやりくりしてみんなで闘って生きている。
被災地に物を送るなら混乱して人手の無い最前線じゃなくて、取りまとめて整理する人手のある完全に後方の信頼出来る団体に。
衣類送るんならそれを古着屋やフリマで売って募金を。
どうしても何かを送りたいのなら元気付けられる何かを、気を張っている今じゃなく、落ち着いて心が厳しくなる頃に優しく負担をかけない何かを。
今はまず募金を。
今日はそんな事を思ったりしてました。
たぶんこれから色々厳しい事もあるだろうけれど、笑顔を忘れないようにと自分に言い聞かせつつ。
○Googleのまとめページ東北地方太平洋沖地震:義捐金や人探しやニュースなどへのリンク。
○少しでも気が静まるような自作の写真をいくつかウェブアルバムにまとめました。何かでお使いください。
2011_03_11_いのち 上手くいかないときはImagegatewayのアルバムと携帯用のページにも同じ物をアップしてます。 ダウンロードもリンク引用貼り付けも改変も何かの素材でもどうぞ無断でご自由に。m(__)m 一応安心してお使いいただけるようにクリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 Unportedにしときます。(クリエイティブ・コモンズとは) 著作者はKINUGASA,Ryuton又は衣笠竜屯です。誰かに渡す時だけどっかにその名前を書いといていただければそれでOKです。
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