2009/11/30
2009/11/29
電信柱に染み付いたよるぅ♪
2009/11/27
文五捕物絵図(1967-1968TVドラマ)
このまえ文五捕物絵図を観ました。時代劇専門チャンネルでの放送をたまたま。
前にも書いたけれど、この番組のテーマ曲(富田勲作曲)を10代半ばにラジオで聴いて目から鱗が落ちました。
音楽にはこんな事が出来るんだと。
観たのは唯一現存する第12話「武州糸くり唄」。
モノクロビデオ撮影のドラマ。
タイトルのテーマ曲はやっぱり素晴らしいなぁ。オリジナルの和楽器の編成が好きです。
ドラマの方はというと、これがなかなかの傑作でした。
脚本:倉本聰、原作:松本清張、演出:和田勉。
若い若い杉良太郎の初主演ドラマ。岡っ引き文五役。下っ引きに露口茂(後の太陽に吠えろの山さん)、常田富士男。ゲストの岩崎加根子、犯人役の蘭学者の若々しい天知茂がとてもいい。
で話は…松本清張の「張り込み」です!!
刑事が旅館の一室に張り込んで、犯人の元恋人の主婦を見張る話。
それを時代劇に見事にうつしてました。
結構映像化されてる原作だけれど一番の変り種じゃなかろうか。
熱い夏の盛りに若い岡っ引きの文五と少し中年の下っ引き二人が旅籠に篭もる。
この三人の組み合わせだと二十ちょっと過ぎでまだ頼りない感じの残る文五とそれを盛り立てている下っ匹二人の感じが面白いです。すれてない若者の親分と酸いも甘いも噛み分けた部下。
無宿人に間違われて仁義を切るハメになったり、旅籠の女将に露口茂が惚れられたり、空き巣に間違われたり。犯人を逃したのが文五の知り合いの医者だったり、アレンジも楽しい。主婦が買う金魚の話や無人島の話もうまい。原作や野村方太郎の映画とかにもあるのかな。今度ちゃんと読んで観てみよう。記憶が無いや。
若い天知茂の犯人役がこの話にハマってました。
そりゃこんな男が戻ってきたらあの妻だって心がざわめくだろうなぁと。
天知茂が恋を語る時の説得力ったら。
昔の二人の甘酸っぱくてほのかな恋の話。回想シーンなしで台詞でやるんだけれど、役者さん二人と台詞が良いから引き込まれる。
そりゃすべてを捨てようかとも思うでしょ。
主役の主婦の岩崎加根子もいい。美人過ぎない美人。とてもリアルな表情。
調べてみたら、
この12話の前に11話で天知茂が人を殺して逃げる話があって、その後編だそうです。
11話も観たかったけれど現存してないんじゃ仕方ないか。
多分この12話はNHKにあるアーカイブスで観られるのかなぁ?
画質は悪いし昔のNHKのセット番組なんでとても荒かったりするのですが、面白い話でした。
けっこうそうそうたるメンバーを集めて作った番組だったのか。
トラウマの天知茂 blog 文五捕物絵図 #12に詳しい情報があります。
広告
TOMITA on NHK ~冨田 勲 NHKテーマ音楽集
文五捕物絵図(1)/文五捕物絵図(2) (シナリオ集)
2009/11/25
2009/11/22
Re:おすすめ(11/22)
イオンエンジンが一つだけになって地球帰還がピンチになった「はやぶさ」。
なんとエンジンを復活させました。来年頭までこれが持てば6月に地球に帰還できるそうです。
またも奇跡を起こした。
はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動: 松浦晋也のL/D
動かなくなったイオンエンジン二つを組み合わせて一つのエンジンとして動かすアイデア!
噴射する部分と、そのイオンの電気を中和する部分の二つをそれぞれ別のエンジンのを使うことで、
いま動いているそうです。
リンク先の記者会見が面白い。
対策会議で、マネージャーは半信半疑でもイオンエンジン担当は結構自信あったらしいとか。
エンジン設計担当がいざって時にそれが出来るように回路にダイオード一個追加してたとか、
でもその仕組みは地上ではテスト出来なくて、
何年も後に宇宙空間でその数ミリの半導体の出番が回ってきたとか。
よくある台詞「ふふふ、こんな事もあろうかと」を地でゆく話。
「はやぶさ」の電力が足りないんでエンジン組み合わせテストの時は100Wぐらい使う通信機を止めたとか、
テスト結果を受け取るために通信機を復活させたら電波のドップラーシフトが変ってたんで「動いたな!」とピンと来たとか。
2009年帰還がダメなら2013年に延期というのを崩さない。すべてを現実の問題としてつかんであきらめも悲観も楽観もしない態度。
映画にしたら、このエピソードだけでいくつ見せ場が作れるんだろう。
ライトスタッフだ。なんという人材。なんという姿勢。
いま火星の近くを航海している「はやぶさ」。
すごい旅がいま進行している。現実の大冒険。
故郷に帰ってこい。
はやぶさリンク:はやぶさ2の現状について: 松浦晋也のL/D
携帯電話の回収を国家が行うようになりました。
希少金属が足りないのです。
今の人類が生きてゆくために足りないモノはいっぱいあります。
たぶんそうのうち太陽系大航海時代をしなくちゃいけなくなりそうかも。
色々な所へ探査を探検を。科学技術の進化を。
これからもみんなで平和な幸福を求めるのなら。
日本もそういう探検行の中に居てほしい。
ただ結果だけを受け取る立場ではなく。
ラベル:
科学への好奇心
2009/11/19
2009/11/18
Re:すごいなぁ(11/18)
11月の初めに惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジンがまた一つ止まったらしい。
・はやぶさリンク:イオンエンジンに異常、ついにエンジン1基に: 松浦晋也のL/D
・JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)のページ
・はやぶさ (探査機) - Wikipediaのページ
残るイオンエンジンはあと一つ。
どうするんだろう。
これまで奇跡の復活を何度もやってくれた「はやぶさ」
あのスタッフ達がかんたんに諦めるとは思えない。
ひそかに応援中です。
ファイト!
人類初の往復の惑星探査。
イオンエンジンだ!電気推進だ!
自律ロボットが航行して着陸して離陸して地球に戻ってくるんだぞ。
しかもその行程たるや絶体絶命の危機の連続。
よくもまあ無い無いづくしでここまで。
2007年帰還予定を2010年に伸ばして、3年伸ばして帰すんだ。
それが出来るなんて凄いこと。
壊れた部品の替わりに太陽光の圧力まで利用しながら。ソーラーセーリング。なんてなんてアイデア!
メモリも吹き飛び、何度も通信途絶し、再プログラミングをし、バッテリが壊れ、耐用年数を過ぎ。
いまもボロボロになりながら
地球を目指して航行中です。
何よりも知恵と勇気で。
「なんというタフネス、なんというバイタリティ」
日本の宇宙開発のミッションは良いドラマになると思う。
東大と東工大の最初のキューブサットの話(CubeSat物語)もいいなぁ。
��CubeSat - Wikipediaのページ)
その後の日大のとか北海道のとか大阪の「まいど一号」のとかもドラマは山ほどありそうだ。
畳とちゃぶ台と教室や居酒屋やエンピツと消しゴムから宇宙へつながるドラマ。
なぜか日本の宇宙開発は目立たないのが悲しい。
「アルカトラズからの脱出」とか「大脱走」とか「王立宇宙軍」とか「ライトスタッフ」とか、案外なにかの計画を行うだけの話ってのは、人間性そのものを浮かび上がらせる事も多い。
つまり人間と環境との衝突。動機の説得力。
なぜそれをするのかという謎を突き詰めると最後は人間だからという話。人間とは何かってことを思い出させる話。
がんばれミューゼス-C!
これで地球に帰還したら泣くかも。
2010年6月。
帰還が出来なくても、今までやり遂げた事だけで十分凄い成果。
良いファンでいたくなる対象です。
はやぶさ2は2010に予算がつかないと消滅してしまうようです。
EUと共同ミッションのはやぶさmark2は話が無くなりそう。
今の日本の政治状況だと厳しいかも。
実はすぐ先につながる投資なんだろうけれどね。
はやぶさまとめサイト
ラベル:
科学への好奇心
2009/11/16
そして花は咲く
2009/11/14
2009/11/13
Re:どきり(11/13)
「…期待してたろ」
う…
「”信じる”なんて言葉は嫌いじゃなかったっけ」
簡単に言うのはね。
実は信じてるんじゃなくて、本音は都合良く期待してるだけってのが嫌い。
そういうのは大抵しばらくすると"裏切られた"って言葉がやってくる。
それは今度は自分の思い通りにならなかったって事だけなのに、まるで自分の上に天が落ちてきたように。
いいとこ取りはたいてい出来ないようになってる気がするよ。
信じるんなら良いところも悪いところも全部ひっくるめて。
自分に都合の良いところも悪いところも全部見えてから、思い通りにならないのも覚悟して、
その上で最後は大丈夫だろうと信じるのなら、美しい話なんだろうけれど。
そういうふうに信じるには覚悟いるもの。
「それ、自分に言ってるな」
あははははははは、ははは、ははは。
期待は人まかせだから。
それに頼りすぎてしまったら自分の事は上手くいかないよね。
「つごうの良いところも悪いところもひっくるめて、わたしはあんたを信じてるよ」
…あ、そうくるか。
うん。
つごうの良いところも悪いところもひっくるめて、自分を信じてあげようか。
世界中で自分のことを一番愛せるのは自分自身だもの。
だから逃げないで自分の味方でいればいい。
それは自分以外の何かを愛することに通じている。
ラベル:
雑記こころのうち
2009/11/12
2009/11/07
そして論理和(戯れ言のおしまい)
論理和、
オア、
または、どちらか片方だけでも十分、
それは、「1と0で1」「1と1でも1」「0と0のときだけ0」、
ときに、数撃ちゃ当たる、
そして、どれかがONならONにする、
あとは、一人でもなんとかなる。
OR
まだ居る?消えてない?
「いるよ」
いつまで?
「なぜ消えると思う?」
…孤独が当然
「大丈夫。それは頭の中のこと、現実ではない。幻だよ」
ああ、
私たちは大きくも小さくもない。
どう見るかによってどうとでも変わる。
なのに意味や価値を問うのは、
何故だろう?
小さな時に遊んだ公園や学校に行ったら、しゃがんでごらん。
あの大きさが蘇るから。
カメラ位置の決め方。
誰かが
「大事なのは答えよりも、その質問の意味だ」
と言っていた。
「昨日、そんな昔のことは覚えちゃいない。明日、そんな先のことはわからない」
という答えだって
「昨日はどこにいたの?」
「明日はどうするの?」
という質問こそが大切なんだ。
よい疑問を探そう。
ラベル:
雑記こころのうち
2009/11/04
論理積(今日もワタゴト)
論理積、
アンド、
それは、二つで一つ、
または、両方そろってはじめて一つ、
もしくは、二つともいるよ。
AND
いる?
「いるよ。いつだって」
いつも?
「忘れてなけりゃ」
え?
「呼び出すときに現れる」
んじゃ
「見ないときには、全てになって全ての場所に全ての時間に居るのさ」
まあ、いまはそういうことでいいか
「他の時には、他の如く」
じかん
はじまり と おわり
みたもの みえるもの みていないもの
いい加減
責任
ちゃんと
都合良い
意味するもの
人任せ
群れ
分業
効率
多様性
きいたもの きこえるもの きいてないもの
時間?
微分された時間を
サンプリングする
波はすべて相対の変化
音の波
光の波
時間?
なあ感性ってそんなに大事なの
「まあ相対でいいんじゃないの。
何もかも絶対だと簡単に思うからおかしくなる」
次回は「そして論理和」しかないね
ラベル:
雑記こころのうち
排他的論理和(戯言を書きたい日)
排他的論理和、
エクスクルーシブオア、
または、二兎を追う者は一兎をも得ず、
もしくは、両方揃うとフラグが立たないよ、
そして、どっちかだけ。
XOR
なあ
「うん?」
うん
「ん?」
それだけ
「そっか」
それはそこに在るだけ。
もともと意味も価値ももってない。
誰かがそういう属性を必要とするから、
誰かがいろんな属性を作り出して、
誰かが流通させた。
いつも疑問をもって生きていこう。
誰かが言ってた
「人間性に絶望なんてしてはいけない、私達は人間なのだから」
自分に絶望しない、どこまでいっても私は自分でしかないからね。
違和感を感じるのはあんがい幸せなことなのかもね。
違う。
言葉の意味が違う。違うものごとを指している。感じ方が違う。
通じなくて当たり前。
会話がスムーズに行くのは特殊なこと。
私たちは私たちが思うほど情報をやりとりしていない。
私は味わう。いま。これを。
いつか着くよ。
今日レヴィ・ストロースさんが亡くなったらしい。
生きてたのを知らなかった。
もうすっかり忘れたけれど、感慨。心をよせる。
ラベル:
雑記こころのうち
2009/11/03
Re:お疲れ様です♪(11/03)
神戸映画資料館のページに短篇オムニバス映画「 m a g i c k 」のプログラムが載りました。
小さな映画館で、
オムニバス映画の上映と
マジックショーとライブのコラボイベントです。
一話と二話は撮影、三話は監督をさせていただいてます。
だんだん実感がわいてきました。
「汝の敵日本を知れ」(1945米国陸軍省制作)を観る
神戸映画資料館でフランクキャプラ監督の「汝の敵日本を知れ」を観てきました。
字幕無しで英語音声のみ。英語出来ないけれど上手く作ってあって、概要は理解出来ました。
後年、映画の「1984」はじめいろんなデストピア映画に影響を与えた映画です。
日本人としては、ちょっと血圧上がります。
ナレーションも”ジャップ”連発ですし。
対日戦に参加する兵隊へのオリエンテーション用の映画。
「日本なにそれ?」って人にどんな国でなぜ戦うのかを説得しなきゃならない。
相手を殺せるように動機づけをしなきゃいけない。
1時間の映画で、上手く作ってました。
素材は日本のニュースフィルムや日本の劇映画。
解説アニメーションはオリジナルかな。
八紘一宇もアニメで解説してある。
敵の世界征服の方便として。日本はアメリカ征服なんて考えて無かったと思うよとツッコミいれたくなるけれど。
前半、
日本の生活から、
神話、侍の成立、鎖国、明治維新、226事件、戦前、数十分間で解りやすくよくまとまってます。
まあ、戦国時代の合戦の説明映像に清水の次郎長みたいなヤクザの出入りのシーン使っちゃったっていうミスもある。どっちも刀使った乱戦とはいえ。
大戦前夜の日本のイメージはこういう印象をそのまま占領政策に持って来たんだろうなと。
後半の敵としてガンガン引き摺り落として怪物として見せる。
血圧上がるけれど、
映画としては紛う事なき天才仕事です。
編集凄いです。怖いや。
昔風に言えばモンタージュ。今でもよく目にする手法。
こういう怪物っぽい集団のイメージ作るのはこの辺りが祖先なのかな。
このあたりのプロパガンダ映画、アメリカのと日本のとを何本か同時に上映すれば、あの太平洋戦争がかなりリアルに感じられるような気がしてきました。
世界各国のプロパガンダ映画を併映すれば、近代現代の戦争が実感出来るような気もします。
どこかの、それこそテレビあたりがやらんかなぁ。中立と無言は違う。
当時のアメリカの気分が現実味をもって感じられました。
日本という存在は異質に感じさせやすかったんだろうなぁ。
あるていど友好国だったのが十年ぐらいで戦争なんだよなぁとしみじみ。
機会があったら同時期にキャプラが作った他のも観たくなってきた。
今回キャプラが陸軍省で作った「Why We Fight」シリーズも上映してたけれど、観なかったなぁ。
また今度。
2009/11/01
港館ミーティングの日
登録:
投稿 (Atom)