2009/07/03

イジー・メンツェル監督「厳重に監視された列車」(66)




イジー・メンツェル監督の


「厳重に監視された列車」(66)


「スイート・スイート・ビレッジ」(85)


「英国王 給仕人に乾杯!」(07)


を三本連続で観てきました。





この監督は質感の人だ。


今まで見た映画は全て質感が素晴らしい。


ものの形ではなく、線や面や色ではなく、どんな手触りがするのか。


きっと触覚を使って映画を思い描く人なんだろうなぁと思う。





この監督のエロさがいい。少年が夢見るようなエロス。アップで撮ってる美女や美少女が出てきたら必ず脱ぐ。


女性からみたエロじゃない。男性からみたエロに徹する清々しさ


エロが人生の重要な部分を占めてる。当たり前だけどね





「厳重に監視された列車」(66)がとてもとても面白かった。


コメディな新人見習い駅員日記かと思いきや、なんとまあ嬉し恥ずかし童貞物語になり…さらに大きな展開。ラストがかっこいい。あの演説にあの少年の犯罪者のような目。





リストカットのシーンの繊細さ。その後の展開の大笑い。


美少女のお尻にスタンプ。裁判所で証拠を見せる時の少女のくすくす笑い。あれはかわいすぎる。本当に夢の中の女の一人だ。


老女にさせてと申し込む場面、凄いな。


何もかも早漏がわるいんや!もいいなぁ。少年には切実なんだよね。人生の全て。笑えるけれど、でも理由って他人からみたらそんな風に笑えるものだよね。





映像の質感、手触りのリアルさ。たぶん機材が少ないのがプラスに働いている。照明の少なさが逆にリアルな質感を生んでいる。夜の駅の壁や木や電信装置や机の質感のリアルさ。恋の駆け引きもとても雰囲気が出る。





「明かりを消して」そういった女のアップ、ふっと照明が消えて暗闇に浮かんでいる微笑みの美しさ。ワンカットでやるんだものなぁ。かっこいい。





雪に埋もれた駅ホームのベンチに座るお婆ちゃん。リアルな光線で美しい画。





音の使い方の繊細さ。工事で壁を削る音がBGMになり、ラジオのチューニング不良の音がBGMになり。





面白い。傑作じゃないか。知らなかった。アカデミー外国語映画賞とってるんだ。さもありなん。





モノクロスタンダードに、


カラーでヨーロッパビスタ(かな?スタンダードとビスタサイズの中間のやつ)、


カラーでCGバシバシでビスタサイズ。


歴史を辿るような三本でした。






PTAの活動で広報誌作ってたりするんですが、


今日なぜか学校にあるPTA用のパソコンでCDが焼けなかった。


新しいのを二枚ぐらい変えてみたのだけれど、CDRを挿入するとフリーズする…。


取り出して見てみたら新品のCDRのはずなのに内側に数センチ焼いた後が…。


なんかウィルスっぽくないか…。


新しいメディアを検出すると自己複製とかかも…。そういや今日はPCが異様に遅かった…。


アンチウィルスとかも入ってないし。なんかに感染してるかもってメモ貼ってあるしで、野良PCになってます。


こんなんで作ったデータを受け取る印刷会社さんのコンピュータが不憫です。


うちだけじゃなく各学校ともこんなんなような気がします。









幸せを選んでなやむメタボ腹





なぜだろう浮かぶ言葉が五七五









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