2010/05/16
Re:大変だったね(05/16)
今日は先週からクランクインした自主制作映画の撮影でした。
現場は山の中の川べりと聞いてました。
で車で山の中へ。
駐車場で降り、
昼から歩き始めて撮影現場に3時頃つきました。
美しい光での撮影。
さて夕方の帰り道。
一列になって歩きながら、そういや村上龍の「5分後の世界」はこんな風にしてて気づいたら別世界に紛れ込んでたって出だしだったよなぁと思ったりしてました。
今思うとかなりボーッとしてた気がしますが、徐々に意識が変化してたんでまったく自覚もなく。ランナーズハイって状態はあんな感じなんでしょうか。
ちょっとふらつきが激しくなったんで、休憩をとってもらいました。
水分補給、あと危ないからと思いブドウ糖を摂っとこうとカバンの中を探しますが、薬入れが無い!
どっかに忘れてきたようです。一応菓子パンを少し食べてカロリー摂取。
そしてまた歩き始めたのですが、
坂道できゅうに左足が地面につかない感じがして、そこから色んな感覚が急に無くなってしまいました。
倒れた時の事は映像というか体の傾きは覚えているんですが、実感が全くなくて、現実として再構成出来ない感じです。
気づくと地面に倒れてました。
動けない。
少しでも頭を動かそうとすると意識がとびそうな眩暈がします。
そこで大きめの低血糖発作を起こしたのに気づきました。
けっこう記憶がとびとびです。カイロス時間の上に並べた印象のつらなりのような感じ。
とりあえずシートを敷いてもらって、その場に横になってました。
左足首は挫いたらしくちょっと痛い。
動けないまま日が暮れてきて、
とうとう助けを呼ぶことに。
私に三人がついていてくれました。
手を温めてくれたり、励ましていただいたり、
お一人の持っていたチョコとアメを頂いて大量に口に含みながら寝ていたら、
さあ一時間ぐらいたったでしょうか、だんだん回復。
一応立てるぐらいにはなったのですが、夜の山の中。
動くのは危険だと、助けを待ってました。
全く人工の光の無い山の中でした。
曇り空だったけれど山の向こうの街明かりの反射か月明かりか空はかなり明るい。
波長の短い光線の深い青の世界。
時おりホゥホゥと啼く声や横の池で何かの水音、虫の羽音。
そして私は低血糖状態の残りで少し意識が変性している状態。鋭くなっている部分と麻痺した部分。
そのせいかシャガールの絵とかお能の舞台とか折口信夫の「死者の書」とかそんなものが思い浮かびます。
それは普段頭の中を駆け巡る感じではなく、周囲全体から囁きかけてくる感じでした。
私というものの範囲が周囲にまでひろがったような。
��いま思うとそういう感覚を求めて山に登るという事もあるのかも)
時間の感覚ははっきりしませんが20時ごろだったのでしょうか、
消防の方が来てくださり、何とか下山できました。
低血糖発作はだいぶ収まって、足首の捻挫だけなので、
一応バイタルだけ計って帰宅することにしました。
車の中で用意していてくれたジュースとスポーツドリンクを飲んでなんとか家に。
車にブドウ糖が入っていた薬入れがありました。
うっかり置き忘れてたのか。
関係者の皆様、本当にご迷惑おかけしました
反省中です。
JST5月16日9時(GMT0時)の「はやぶさ」地球からの距離 12,039,960 km Hayabusa Live
地球帰還予定はJST6月13日23時頃
��大雑把に、太陽ー地球間の平均距離が 150,000,000 kmぐらい、
太陽ー火星間の平均距離が 230,000,000 kmぐらい、
地球ー月間の平均距離が 384,400 kmぐらい)
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2 件のコメント:
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薬がなくてあせったでしょう。でも仲間がいてよかったね。
なによりも無事下山できて本当によかった。
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ちほさん
ありがとうございます。
本当にみんなに助けられました。
��薬がなくてあせったでしょう。でも仲間がいてよかったね。
��なによりも無事下山できて本当によかった。
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