2010/04/26

テレビドラマ「Mother」




録画してた「Mother」を観た。


良い。





子役も役者さんたちも、演出も脚本もいい。





でもまず書きたいのは画面のこと。


「オペラは何よりもまず歌なのよ」と言ったキャスリーン・バトルの言葉を思い出した。


「映画やドラマって何よりもまず映像なのよ」と。





D.O.F.っている画面。(dof 本ブログ検索)被写界深度を薄くした撮影。


普通のビデオカメラの撮像素子のサイズだとあんなに綺麗にバックはボケてくれない。


35mmフィルム映画以上の大きさで結像させている感じ。


カメラは何を使ってるのかなと調べてみたら、どうも”RED ONE”(Google)使っているらしい。


なるほど。とうとう映画用プログレッシブカメラ使いはじめたのね。





もちろんこういうのはどちらかというと無意識に訴えかける部分。


このドラマも観ている人には何となく画が綺麗とか深みがあるとかとは感じるだろうけれど、なかなかはっきりと言葉としては語られない。


普段は映像を言葉にすることなんて少ないもの。人の行動や感情や物の有無はみんなよく口にしているからある程度定型化された言葉もあるし、意識もしやすい。





でも、あの真っ白な海で「お母さん」の契約を交わすシーン。あれがもしも後ろまでピントが合ってしまうカメラを使っててフォーカスで表情だけを浮かび上がらせる事が出来なかったら、あんなに記憶に食い込むような表現にならない。ああいうアプローチは出来なかった。


駅で列車に乗り込むシーンや、アパートの踊り場で郵便受け開くシーンなど強く記憶に残ってます。





カメラの性能うんぬんの話ではないんです。


例えば世の中には携帯カメラで撮影しなきゃいけない映画もあると思います。


私は「携帯動画じゃなきゃいけない」は好きな考え方で、「携帯動画でいい」は嫌いな考え方。


それは撮影器材の値段や撮影方法の知識ではなく、何をしたいのかに関わることです。





NHKの「坂の上の雲」や「龍馬伝」(本ブログ)といい、この「Mother」といい、観てて面白いのが増えてきてます。テレビドラマが16mmフィルムを捨ててからあんまり無かったこと。


まあま、そういうカメラが安くなったのが直接の原因なのでしょう。


そういう私は虎視眈々と動画撮影出来る一眼レフを狙ってます。Canonの7DとかPanasonicのGH1とか24Pが撮れるビデオカメラとして考えるとありえない値段で売ってます。うう欲しい(〃^∇^)/











JST4月26日9時「はやぶさ」地球からの距離 19, 478, 790 km


Hayabusa Live


(大雑把に、


太陽ー地球間の平均距離が 150,000,000 kmぐらい、


太陽ー火星間の平均距離が 230,000,000 kmぐらい、


地球ー月間の平均距離が    384,400 kmぐらい)







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