2001/11/19

映画館(すんません「千と千尋の...」ネタバレ書いてしまうかも。見てない人は飛ばして!)

今日は嫁はんとそー君と一緒に「千と千尋の神隠し」見に行ってきました。
そろそろそー君も映画館大丈夫だろうということで。
(嫁はんは来月の「ハリー・ポッター」何が何でも見に行きたいらしく、そのためのそー君の予行演習でもあったのさ)

しかし2時間びっちりの映画を3才児も見入ってしまってた。
怖いシーンはかあ様にしがみつきながらも画面をずーと見てました。
うむ、凄い映画だね。
帰りにファミレスでパンフ開いてお話もしてました。
そー「まっくろすけー、おかしのゴハンすきー」(にこにこ)
(「となりのトトロ」では ススワタリ は まっくろくろすけ とも呼ばれます)
そー君の結論は「たのしー」
おお!

父の感想は、
とても美味な「素うどん」か「ざるそば」を一つ味わったような感じです。
(む、そー君より表現が下手かも(^_^;;;)

お話はもうほとんどどうでも良い。退屈しないだけのお話があれば。
動き!デザイン!光!しぐさ!構図!映像!音!
圧倒的でした。

それでいて、見終わった後は「生きていくことも捨てたもんじゃ無い」って
作者が言いたかったであろうことはしっかり伝わってくるわけで。
きっと主人公の動きかたです。メッセージを伝えてきたのは。
歩き方。走り方。倒れ方。呼びかけ方。
何をしたかではなくて、どういう風にしたか。
それがちゃんと観客に伝わっている。

油屋でカオナシに「こっちだよー!」って呼びかける所、わたしゃぐっと来てしまいました。
千が全身でカオナシに届く事だけ思って呼びかけていて、多分回りのどたばたや他人の視線を何も意識してない呼びかけ方!
あれがあれば、もう説明ナシでその後のカオナシ納得してしまう。

映画のホントに基本的な力を突き詰めていった感じがします。
(昔よく「映画は演劇に占領されてしまった...」って事を言う作家が結構いたね。私も時々そう思う、基本的に映画は動く画の機械なのさ)

何か「もののけ姫」よりまたレベルアップしている気がするのは私だけ?
「もののけ姫」はまだ何か空回りしていた印象があります。
メッセージを伝える言語(手法)をしっかり掴んだということなのかしらん?

「紅の豚」や「もののけ姫」で、もしかして説教をセリフでやる方向へ行くのかと思ってしまってた自分。猛反省。(-_-;;;

こういうのを見据えていたんだな。
なんか生きている間中自分を成長させていく、高みを目指して登っていく感じがします。
黒澤明を思いだしちまった。タルコフスキーよ..(泣)

しかし、なぜこの映画が興行成績1位?
数年ロングランとかビデオが10年以上売れ続けるとかならありそうなのに。

特に劇映画が好きな人にはお約束ごと全部無視してて分かりにくい映画のような気もしてしまう。ストーリーだとかテーマなんて考え出してしまったら迷路になりそうだ。
映画に対して中途半端な思い入れなんかが無い人には分かりやすそう。
でも劇場でお金落としていくのは劇映画を見る人たちが多いだろうに。
ふーむ。私の眼には濃い色眼鏡がかかっているのかな。






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