2010/07/11
お芝居と選挙とワールドカップな日
今日はピルココさんの舞台「Hello-good bye」を観にいきました。
ピルココ広報室
Hello-good bye | ピルココ [演劇公演紹介] ★CoRich 舞台芸術!
The weather pole: Hello-good byeのこと。
むかし自主制作仲間がある映画の感想を求められたとき「すみません。我々が語るとどうしても純粋な感想というよりは自分の作りたい映画の話になってしまいますが、それでよろしければ」と最初に答えてくれて、ほっと肩の力が抜けて話せた事を思い出します。
以下もそのでんで、たぶんまっとうな感想にはならないだろうけれど、それでよろしけば。
このお芝居を滅亡型SFとして観て、
内にむかう希望の方向が面白かったりしました。
細かいところまで知った人同士の小集団での生活は甘く愛おしいだろうなぁと。
巨大な外からのプレッシャーの痛みがあるゆえにお互いをさらけ出さずにおれなくなってくる。
濃密な大きな家族のような関係。感情のやりとり。だんだん他の人のような気がしなくなってきて、溶けてゆく。生も死も溶ける。現れてくる幽霊のような不思議な存在感。甘やかな魅力。
ふとロメロの「ゾンビ」(1978年の「Dawn of the Dead」の方ね)を思い出します。
同じように外側はどうなっているのかや時間の外側の過去と未来はどうなっているのかや因果関係は気になる所です。
同じく観に行った映画の吉田組のみんなと飲みながら、物語の回収という事についてちょっと話したりしてました。
私は回収してほしいと感じたのです。それは私の好みなのでしょう。
でこの実感は自分の次回作につながるなぁと。
が何を回収して何を霧の中に置いていくかという設計は本当に難しい。
それは観客の心を誘導する事になるのか、
それともみんなに普遍的な何かがあるのか。
幽霊という存在。小さな人間関係。場所の外側と内側。甘やかな魅力。回収ということ。
やっぱり気づけば自分の次回作の話になってしまってます…(^^;)
選挙の日でした。
なんだかんだ言っても悪い結果じゃないと思う。
第二次大戦の主要参戦国の多くは民主主義国家だった。
プロパガンダな色眼鏡はずして見てみれば結局選挙で選ばれた同士が戦争の決断をしてたんだもの、ドイツもイタリアも日本もイギリスもフランスもアメリカもね。(…ソビエトは…うーん民意反映してたのかなぁ…)
まあそれ以上に数多くの暴君ってのもいたから、民主主義が一番マシとも言われるんだろうけれど、
民主主義への批判ってのも真剣に考えなきゃいけない所はあるよなぁと。
まあ選挙のたびにそんな事を考えてます。
サッカーワールドカップ。
スペインが優勝しましたね。
でも本当に勝ったのはドイツの予言タコじゃなかろうかと。
頭ん中では志村喬翁の声で
「勝ったのはあのタコだ」
との台詞がリフレインしてます。(〃^∇^)
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