今日、やっとビデオで「アヴァロン」見ました。
元気になりました!
観客として楽しいかどうかは置いといても、
映画作るって良いなぁと。
日本映画はダメだ! って言われて育った世代。
日本はアニメでないと面白いものは出来ない。 と言われてた世代。
「日本で実写の映画作っててどうする」などどいう言葉を聞いたことのある世代です。
日本人の作る映画はダメじゃない!すげーよ!
はぁ、てなわけであんまり冷静に見れないです、この映画。
恋してます。
最後のカットでしびれてました。
今思うとどうやって作ったかも興味ありますが、
その前に、圧倒されてました。
客がカタルシスを感じる前にアクションを切ってしまうのは、
いつもの押井監督の実写映画のまま。
でも今回はフォローがうまいぞ!
なんかいい感じの押井監督の味が出てます。
あらが無いと言えば嘘ですけど、それを上回る面白さがある。
うん、なんか手仕事の勝利!って感じです。
映画や特撮やCGなんか機械と金があれば何でも出来る、なんて思われてるけど、
職人のように、アイデアを膨らませてこつこつとやったモンが良いものを作れる。
スピルバーグやルーカスも実はそういうタイプです。
良い仕事をしようと思った奴だけが天才になれる、と思いますです。はい。
おっとっと、またキーボードがすべりだす。
綺麗な画だったな。
アンバーがかったモノクロ。
繊細で大胆な使い方をしているカラー。
ほとんどこのまま額に入れて壁に飾りたいような画が続出でした。
カメラマンは現地の人なんだろうか?今度チェックしとこ。
CGもよくあのカメラにマッチしたね。
単体で見れば日本のアニメや浮世絵の感覚なのに。
いやーくっきりとして、いい感じでした。
カメラとCG、よくあれだけ感じの違うものを違和感無く同居させたね。
監督の好判断続出!
音楽も凄い!西洋の人に逆輸出かけたい。(あ、してるか)
使い方もいい!あんな手を使うとは!
わたしゃ泣きましたよ。ええ。
コンピュータのインターフェースのアイデア考えたのは、
CUI(キャラクタ(文字) ユーザー インターフェース)好きだと言われてる監督か?
かっこいいぞ次世代CUI!
アンバー系の文字がページ単位で奥へスクロールして行く。
マトリックスの真似とか言われそうだけど、その底にはGUI(グラフィックユーザーインターフェース)とCUIの二大流派の対立があるのだ。
意地でもマウスは出さんかったな。Y(^o^)Y
シナリオっー。説明をどんどん飛ばしてく、でも良く考えると解りそうなヒントだけは残す!
いいぞー!
うん、日本で撮らなくて良かったかも。
雑音なく、変な規制なく、映画作れてるようです。
また、それを逆用しちまうあたり。
よーっ!押井やー!
はぁはぁはぁ。
ちょっと興奮しすぎました。
うーん、でもこの映画で商売は難しいのかも、
判りやすいアクションのカタルシスは切っちゃってるしね。
前の「甲殻機動隊」はペイしたんだろうか?
アメリカでビデオがマニアに売れてるというのはよく聞くけど。
願わくばこれも売れて欲しい。
こういう映画がちゃんと商売になれば、次が出てこれるよね。
映画も輸出できるようになれば日本のソフト産業は最強になるかも。
私の周りでは、映画作ってますっていうより、
工場でビデオテープ作ってますって言う方が社会的信用あるもんな。
アニメみたいにソフト作ってるほうが凄い!と言われるようになってほしい。
前に長編作ってたとき「紅い眼鏡」のビデオをかけっぱなしで編集してました。
内容がどうの、と言うより、勇気がわいてきたからです。
俺は孤独ではない!
「アヴァロン」も編集作業のBGVにする予定。
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